●はじまりは?
楠目俊政さんが経営する牧場「オホーツクデイリーファーマーズ」は、1990年に「生産者の顔の見える牛乳」を直接販売しようと営業を開始しました。消費者に安全でおいしい牛乳を飲んでもらい、販売を通じて消費者と交流することをめざし、着実な歩みを続けてきました。BSE問題にもいち早く対応し、以前から牛の健康について独自の研究を重ねていたために、顧客から大きな信頼を得続けています。
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広々とした牧場で飼育される牛たち |
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●おもな活動
「オホーツクデイリーファーマーズ」は、朝に搾乳した生乳を当日のうちに自社工場で殺菌し、翌日には店頭で販売しています。現在、日本の牛乳は高温殺菌が一般的ですが、人体に有効な菌を活かすためにあえてコストのかかる低温殺菌を行っています。また、重い牛乳を運ぶことが困難なお年寄りのために、牛乳1本からでも宅配を実施しています。
こうした実績が高く評価され、有名ホテルでも利用されるなど販売量は着実に増えています。また、地元の育児サークルが工場見学に訪れるなど、消費者との交流も盛んです。
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育児サークル「ぴょぴょキッズ」のみなさん |
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