「天恵の湖」であるサロマ湖の美しい自然、大切な自然を永く子孫に伝えるために、また、漁業生産活動においてサロマ湖から最大の恩恵を受けている生産者として、湖岸周辺域の環境保全を図ることを目的に、年一回「サロマ湖ごみゼロ運動」の日を定め、清掃活動を実施しています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　この取り組みは、マリンビジョン協議会のソフト事業として、３市町（北見市、佐呂間町、湧別町）と4漁協（サロマ湖養殖漁協、常呂漁協、佐呂間漁協、湧別漁協）が共催して、６月の第２土曜日に活動しています。収集するゴミは、一般ゴミ・空き缶・ペットボトル・流出漁具資材などで、車両が乗り入れできない区域は、船により収集を行うなど、自然環境に配慮し、湧別町区域では、毎年400人が参加し、４トンのゴミを収集しています。
　このように、重要な生産基盤であるサロマ湖の環境保全に高い意識を持ちながら、他団体との連携のもと清掃活動を実施することは、環境という財産を「孫の代」まで継承していくという熱い思いがあります。