美幌町は、北海道の東部、オホーツク管内のほぼ中央部に位置し、地域特性を活かした農林業を基幹産業とする緑豊かな町であり、森林認証を取得し環境に配慮した責任ある森林経営と地材地消を推進し、太陽光発電等の普及促進などの「優しい町づくり」を進めています。平成19年度から森林認証制度（ＦＳＣ）の認証を受けた美幌町産材や道産材を100％活用し、地域と調和した良質な住環境を備えた高性能な長寿命住宅の普及を目的に6社が集まり「美幌．木夢クラブ」（びほろどっとこむくらぶ）を設立しました。
　美幌．木夢クラブは、この魅力ある「優しい町づくり」に積極的に関わり、宿泊体験可能な住宅展示場「ＢＩＨＯＲＯ．ＣＯＭ　ＥＣＯ　ＬＡＮＤ」を設け、地域資源を活用した環境住宅集合体を町内に建設しています。町内の住宅着工データをみると、平成19年には町外事業所の着工率が７割を占めていましたが、活動開始から２年後の平成21年には町内事業所の着工率が８割を占めるようになり、活動の効果がでてきています。
　近年は、森づくりセンターの協力のもと、一般の人に林業、木材に関心をもってもらえるよう植樹イベントを開催したり、住宅展示場の見学会を開催するなど事業者と消費者をつなぐ活動を継続的に実施しています。