住宅が密集する美山地域において市道西2号線は、小中学校の通学路であり、また、沿線には郵便局、病院、コンビニなどがあります。しかし、坂道や起伏の多い市道（歩道、中央分離帯）には、見通しを遮るモンタナ松並木があり、車両事故、歩行者との接触事故が多い道路になっています。
　住民協働組織「美山小校区ふれあい会」は、各町内会の住民交流を深める役割を担い、子供や高齢者などの地域住民を交通事故から守るという、この地域の課題解決に向けた取り組みを行っています。具体的には、見通しを遮っている「モンタナ松」が枯れたところに丈の短い松葉ボタンの「花壇づくり」を行っています。
　このように地域の暮らしの安全と環境美化活動を進めることで、地域の人々の絆と各町内会の連携が生まれており、今後、5ヶ年計画で「松葉ボタン」一色の景観を目指し取り組んでいます。また、活動区域にある果樹園を地域の宝として、りんごの生育観察会や収穫体験会の開催、北見菊祭り会場でのりんごの地産地消ＰＲイベントの実施など、広く市民に地域の味を知ってもらう活動も行っています。