北見池川神楽保存会は、高知県人が北見市に初めて開拓の鍬をいれた縁で、土佐三大神楽の一つの池川神楽（国の重要無形民俗文化財）を北見市の郷土芸能として継承し、根付かせようと平成１８年に発足しました。　
　今では、市民への講習会や体験教室などの実施にあたり、高知県からも応援が来るようになっています。また、北見神社、北光神社、上常呂神社での奉納神楽や、訓子府町、弟子屈町からも舞の依頼を受けています。北見市内のお祭りやイベントにも精力的に出演しており、最近では、教育委員会から学校教育に取り入れたいとの話しもあり、幼稚園や小学校へも出向き体験教室を開いています。
　高知県に比べ歴史の浅い北見市ですが、郷土芸能から祖先たちの存在や五穀豊穣、無病息災などに感謝する心を持つことができ、ここで育つ子供達にも良い影響を与えています。神楽保存会の理念に賛同してくれる地域住民により、後援会が創設され、物心両面にわたる支援も行われるようになり、今後さらなる発展が期待されています。