道東地域には山や湖、そして大規模酪農地帯など、景観の素晴らしさと自然の豊かさにおいて道内屈指のものがあります。そして、近年、全国的にフットパスやロングトレイル（長距離自然歩道）への関心が高まりつつあります。
　そんな中、身体に優しく自然や環境にも優しい、歩くという行為を通じて北海道を体感してほしい、また、歩くためだけの専用道がほしいという願いから、中標津町から広大な牧場（ランチ）地帯を通り、摩周湖の外輪山をほぼ半周して弟子屈町までの全長71.4kmに渡るロングトレイル「北根室ランチウェイ」を整備しました。
　北海道の雄大な自然を感じながら、健康ウォークでもなく山登りでもない、ぶらぶらおしゃべりをしながら歩く旅の楽しみは、歩き出して初めて分かる体験です。このような隠れた観光資源の発掘とともに、新しい体験型観光を全国に発信し、北海道及び道東の観光振興に寄与することを目指しています。