農業従事者の高齢化や後継者不足などにより農業離れが深刻化する中、農業体験などを通じて未来を担う子どもたちに農村が担う役割、食の大切などをもっと理解してもらおうと、活動を始めました。
　春には、地元農家、自治会、スポーツ少年団、室蘭工業大学OBなどが参加し、11アールの水田に昔ながらの手植えで「はくちょうもち」を作付けする田植え祭りを開催し、秋にはそれを手刈りで収穫し、はさかけをする収穫祭を開催しています。作業後には手作りおにぎり、豚汁、地元素材のバーベキューなどで、和気藹々と楽しいひとときを過ごしています。
　また、地元の生態系を学び、地域の安全・安心な農業を知ってもらおうと、比宇川流域の生き物観察を行い、環境保全や命の大切さを学んでいます。
　これらの活動を通じて地域内外での異世代交流が図られるようになり、地域のさらなる活性化につながるよう、今後も活動を続けていきたいと思います。