富良野市は農業・観光の街として知られており、樹海地域は農業者の高齢化や過疎化が喫緊の課題となっています。そして、地域で収穫された野菜の中には、形が悪っかたり大きさが不揃いのため売り物にならなかった物や自家用に育てたが余らせて朽ちていく物など、これまで捨てられていたものもありました。これらの野菜を無駄にせず消費者に食べてもらうことにより、僅かな収入でも農家の手助けになればと思い農産物の直売所を開設しました。　
　発足１年目は、農産物の出品提供者や協力者を増やすことを中心に活動してきましたが、3年目の今では札幌、帯広方面からのお客さんや本州からの旅行者の方などが立ち寄ってくれて、地域の情報交流の場としても活用され、樹海地域のPRにも一役買っています。また、地域の中学生が直売活動にボランティアとして参加し、地域の魅力が実感できる体験学習の場としても活用されています。
　このような活動を通じ、地域の子どもたちに「誇れる地域」を残すため、活力と夢のある「住んでみたい」「働いてみたい」「また来てみたい」そんな地域づくりを目指しています。