高齢化等による農家戸数の減少や環境負荷の軽減及び低コスト農業の促進など、生産現場では様々な課題を抱えています。これらの解決策の１つとして、先端技術を活用し農作業の省力化・高度化・無人化を図るためのロボットトラクターの導入や水稲直播栽培の研究を柱とした農作業の研究を推進することにより、上士別の農業の発展に資する目的で当研究会を立ち上げました。
　研究会は各種団体の協力を得ながら、無人トラクターと有人トラクターの比較試験、ＧＰＳ受信品質向上のためのアンテナの設置などを行い、精度向上に努め、ＩＴ農業の実用化を目指しています。また、水田に直接種をまく栽培方法で、苗作りなどの春作業が大幅に軽減されることにより生まれる余剰労働力を地域の労力として提供し、新規導入作物の栽培や６次産業化の推進に向けた取り組みを目指しています。