司馬遼太郎著「菜の花の沖」の主人公、高田屋嘉兵衛は、北前船で函館の基礎を作ったことで知られています。その嘉兵衛と関わりの深い「菜の花」をシンボルとして、「育てて、観て、食べて、灯して、そして未来のエネルギーに」をスローガンに、地域の住民と協力して、地域の活性化に貢献する様々な活動を行っています。
平成3年に函館酪農公社の敷地内で菜の花づくりを着手して以来、毎年、一面に黄色い菜の花が咲き誇る5月に「菜の花まつり」を開催しています。祭りのイベントでは、菜の花が入った「高田屋嘉兵衛鍋」を食したり、「菜の花たこ焼き」、「菜の花そば」、「にしん菜の花漬」や「菜の花石鹸」などを販売し、好評を得ています。
また、夏至には収穫した菜種から絞った油で明かりを灯す「キャンドルナイト」や、秋には「菜の花秋の種まき会」、クリスマス時期には「菜の花灯明ナイト」を行うなど、1年を通じて大人から子供まで参加できる様々なイベントを開催しています。このように、地域の特産を活用し、農業体験や地域の歴史に触れることにより、地域の活性化にも貢献しています。
■代表者: | 石塚 大さん/設立:2003年/会員:10名 |
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■連絡先: | 函館市豊川町10-1(株式会社 池見石油店内) |
■電 話: | 0138-49-2100 |
■F A X : | 0138-49-5210 |