「わが村は美しく-北海道」運動

農村生活文化伝承活動をすすめる会

【豊富町】

はじまりは?

昭和59年、豊富町内の高齢者が集まり生活誌を編纂し、その翌年から農村文化の伝承を目的とした農産物や手工芸品などを展示する「農村生活文化伝承展」が始まりました。
 その実行委員会メンバーが、高齢者の知恵や技を活かそうと、「イタドリ」の加工を始めたのを契機に、平成4年に会を立ち上げました。
 平成13年には加工施設「さろべつ工房」を開設するとともに、惣菜と漬け物の製造販売許可を取得し、活動の幅が広がりました。

おもな活動

会員同士で野菜作りや加工の技術を伝え合い、美味しい特産物づくりとして、地元産の山菜や漬け物のほか、嫌われ者の雑草「イタドリ」を会員の知恵と工夫で加工し、販売することで、楽しく農村文化を伝承しながら、毎年10月には豊富町の風物詩となった「農村生活文化伝承展」を開催しています。
 同時に、若いお母さんへの料理教室をはじめ、酪農家ならではのノウハウを活かし、農村の魅力を伝えるため、消費者や飲食店向けに牛乳豆腐などの牛乳料理や漬け物づくりの実演を行っています。
 また、牧場の味を自宅で楽しんでもらおうと、牛乳料理レシピ集を作成し、牛乳料理体験ツアーの参加者などに配布しています。
 世代間交流の中で、伝統技術を子供から大人まで幅広く伝え、地域で培った昔ながらの良いものを更に新しいものへと発展させていくことで、農村生活の向上や地域の活性化を目指しています。
 「豊富ならではの食文化の伝承」これが私たちの願いです。

ここが自慢

【自慢の逸品】

イタドリは、こりっとした歯ごたえが持ち味のクセのない山菜です。
 私たちは東北地方の伝統製法を研究し、豊富町に自生するイタドリを食べ頃の6月に収穫加工しています。
 旬のイタドリを塩漬けパックにした塩蔵イタドリ「大地くん」のほか、キムチ漬け、中華味、酢みその各製品があり、地元で開催されるイベントなどで販売しています。
 水と空気が綺麗な豊富町の美味しいイタドリを、ぜひ一度お試し下さい。

データ
■代表者: 太田アサ子さん/設立:1992年/会員:13名
■連絡先: 天塩郡豊富町字有明
■電 話: 0162-82-2075
■F A X : 0162-82-2075