「わが村は美しく-北海道」運動

とよかんべつ交流大学

【浜頓別町】

はじまりは?

私たちの暮らす豊寒別地域は、7戸の酪農家を含む22世帯が暮らす農村地帯で、かつては、地域の小学校を舞台にした山村留学で一躍脚光を浴びた地域でしたが、近年急速に進んだ過疎化によって、地域のシンボルでもあった小学校も閉校を余儀なくされ、地域の活力は失われつつありました。
 「再び地域を活性化させたい」私たちのそんな願いの次なる道として閉校校舎を核とした「都市と農村の交流」の推進を決め「とよかんべつ交流大学」を発足させ地域住民全員で取り組んでいます。

おもな活動

「都市と農村の小さな小さな交流を通して地域を元気にさせよう」と皆で話し合い、知恵を絞った様々なイベントなどで、楽しく交流を行っています。
 我が家自慢の牛の顔写真コンテスト、酪農クイズ、仮装大会などをプログラムにした「モォーモォ−クリスマス交流会」や全国にいる豊寒別地域の出身者やその子孫に呼びかけて交流を行う「子孫サミットin とよかんべつ」を始め、町内から集めた雛人形を飾り、牛の獣医さんのピアノコンサートや合唱などを行う「ひな祭り交流会」や「知ってよ!酪農!子牛1頭争奪ソフトバレー大会」など様々な取り組みにより交流を図っています。
 また、町の一大イベント「北オホーツク100kmマラソン」では、牧草ロールでのメッセージ応援やランナーと子牛との触れあい、ジンギスカン交流会などを行っています。町の移住体験「ちょっと暮らし」で訪れた方には、地域を挙げて歓迎し、杯を交わしながら和やかに交流を行うなど、地域の良さをPRしています。

ここが自慢

【再び輝きを取り戻した地域】

「都会の人には酪農や牛の話だけは自信を持って語れるし、良い刺激をもらえるよ」とある酪農家は元気に語ります。
 私たちは都市と農村の交流を通して、自分たちの価値観が高まり、この地で生きている事に自信と誇りを持ち、そのことが地域の維持発展、活性化に繋がっていくことを確信しています。
 何よりも、先人が血のにじみ出るような労苦の中で切り拓いてきたこの地を守り、後世に残していくことが、今を生きる私たちの役目だと思い、末永く続けていこうと考えています。

データ
■代表者: 山田健一さん/設立:2011年/会員:22世帯
■連絡先: 枝幸郡浜頓別町豊寒別
■電 話: 01634-2-4563
■F A X : 01634-2-4577
■E-mail:  bunchan@sweet.ocn.ne.jp 
■H  P : http://toyokancollege.yukihotaru.com/