「自分の作ったものを売りたい」「販売にも積極的にかかわりたい」という清里町の生産者の要望を受け、生産者、きよさと観光協会、清里町商工会、清里町役場が連携しオホーツク・マルシェ実行委員会が発足しました。活動は、平成１８年に清里町上斜里「コスモスロード」駐車帯に設置されたシーニックデッキで地域農産品、農産加工品などの販売を行うことからスタートしました。

オホーツク・マルシェ実行委員会は、清里町内のイベントに「マルシェ（市場）」として出店し、清里町産のメロン、じゃがいも、とうもろこしなどの農産物や、じゃがいも焼酎、冷麺、漬物などの農産加工品、地元産小麦を使用したパンや石窯焼きピザなど様々な食材を販売し、消費者との交流、地産地消、地域産業の振興を図ってきました。
　平成２２年からは「オホーツク・マルシェ」の名称で、清里町のほか紋別市、北見市、網走市などでも開催し販路を拡大しています。また、オホーツク・マルシェには網走管内各地域の農業者、農水産加工業者も参加し、清里町の特産品のほか管内の商品が販売されるようになりました。さらに北海道大学農学部との連携により「北大マルシェ」への出店や、近隣市町村の道の駅で開催される「シーニック・マルシェ」に出店するなど、活動は広がりを見せています。

「地域ブランドが産まれるマルシェ」

年々マルシェの開催箇所が増えており、また会場には、度々行列ができることもあり賑わいを見せています。生産者にとってマルシェは単に物を売る場ではなく、消費者の生の声を聞くことができる場にもなっています。各地の消費者のニーズに直に触れることで、地域農業者の生産意欲の向上や、オホーツク地域の農水産品を生かした特産品の開発につなげ、地域ブランドの確立や地域振興を図っていきます。