「わが村は美しく-北海道」運動

上斜里フラワーロード推進協議会

【清里町】

はじまりは?

清里町は、道東のマッターホルンと呼ばれる秀峰斜里岳のすそ野に、全国農村景観百選にも選定されるほどの美しい農村景観が広がり、多くの観光客を魅了しています。この清里町内で上斜里地域の沿道11戸の農家が、さらに美しい景観をつくろうと、平成5年から上斜里フラワーロード推進協議会を立ち上げ、知床斜里方面からの玄関口にあたる道道摩周湖斜里線の延長2kmにわたり、道路沿いの幅3mの農地にコスモスを栽培し始めました。

おもな活動

コスモスの栽培は、5月下旬から6月初旬にかけて播種をし、その3〜4週間後に草取りを行い、10月に枯れたコスモスのすき込みを行います。これらの作業は忙しい農作業の間をぬって行われます。沿道にコスモスが咲き誇るこの通りは、多くの人から「コスモスロード」の愛称で親しまれるようになりました。
 また、上斜里フラワーロード推進協議会の活動を発端として、市街地商店街を中心に花飾りが盛んになり、平成13年には清里町が「花と緑と交流のまちづくり」事業をスタートするなど、町民全体の景観意識に大きな影響を与えています。
 平成17年度には東オホーツクシーニックバイウェイ連携会議(EOSB)の活動団体となり、道道摩周湖斜里線の清掃活動に毎年参加しているほか、EOSBと農家との橋渡しの役目を果たしたことで、平成18年度からはコスモスロード駐車帯にEOSB主催の野菜直売イベントが開催されるようになり、町内外から多くの人が訪れています。

ここが自慢

「コスモスの花が添えられた美しい農村景観」

これまで20年間活動を継続し、会員数は現在13戸となり、「コスモスロード」は国道334号や神威地域沿線へと栽培範囲を拡げ、約3kmに及んでいます。中でも、斜里岳を背景とした絶景ポイントであるコスモスロード駐車帯は、写真撮影に訪れる観光客等で賑わいを見せています。また、この駐車帯で毎年野菜直売イベントが開催されるようになるなど、景観づくりを通じて町内外の交流の活性化にも貢献しています。

データ
■代表者: 伊藤定廣さん/設立:1993年/会員:13名
■連絡先: 斜里郡清里町羽衣町13番地 清里町役場産業課農業グループ
■電 話: 0152-25-3601 
■F A X : 0152-25-3571
■E-mail:  kysangyou@town.kiyosato.hokkaido.jp