「わが村は美しく-北海道」運動

上ところホタル友の会

【北見市】

はじまりは?

上ところホタル友の会は、北見市内の自然豊かな上ところに位置する金刀比羅山のふもとの清流で、ホタルを守り育てている団体です。子供達から「ホタルを見たことがない」との話を聞いたことをきっかけに、昔の上ところ地域のことを調べたところ、20〜30年前まではホタルが生息していたことを知りました。そこで是非、自分自身が子供の頃目にしたあのホタルの美しい光を、子供達に見せてあげたいという一心で、仲間を募り、環境整備やホタルの増殖活動を行うため、平成7年に上ところホタル友の会を発足しました。

おもな活動

上ところホタル友の会は、人工飼育、幼虫の餌の確保、水路や池周辺の草刈り、植林などを行いながらホタルを増殖しています。ホタルを観賞しやすいように木道や手すりを設置しており、7月中旬から8月中旬の観賞期間には約2,000人もの人が訪れ、子供から大人まで幅広い年齢層に親しまれています。観賞会の前にはホタルに関する説明会を開き、ホタルの生態や寿命等について親切に教えています。また、観賞期間中は2日間にわたりホタルまつりを開催し、地場産農産物の販売などが行われ多くの人で賑わいを見せています。
 上ところホタル友の会は、他の地域でもホタルの飼育を行いたいという個人や団体があれば、飼育方法を教えたいと思っており、生息地を広域に増やすことで、厳しい自然環境の北の大地でより多くの人たちがホタルを観賞できるようになることを目標としています。

ここが自慢

「夢とロマンある人の交流の場”上ところホタルの里”」

北見の厳しい冬の間、ホタルの幼虫たちは雪や氷の下の水路でじっと堪え忍び春を待ち、そして待望の夏には成虫となり、神秘的な美しい光を放ちふわり舞う、「上ところホタルの里」ではそんな風情ある夏の夜が楽しめます。ホタルを通じて、多くの人が自然環境や生命について考えるきっかけとなること、人や自然に優しい子供達が一人でも多く育つことを願い、農業・自然と共存し夢とロマンのある地域づくりを目指しています。

データ
■代表者: 中島邦夫さん/設立:1995年/会員:45名
■連絡先: 北見市上ところ358-102
■電 話: 0157-39-3908
■F A X : 0157-39-3908