「地元のものをＰＲするには、やっぱり女性部が動かないとね。」を合い言葉に、地域の特産品である昆布や魚介類を加工・販売することにより、地域の水産物の付加価値の向上や、町内外での料理教室の開催、イベント参加、異業種間交流、そして地域の小学校などとの連携事業によって、昆布森産品の知名度向上と消費拡大に取り組んでいます。

内陸で海のない地域の釧路丹頂農協女性部との交流事業では、お互いの特産品を持ち寄っての料理教室を開催し、昆布森産の水産物の知名度向上を進めています。また、地域の小学校や町内会などで開催される料理教室にも講師を派遣して、昆布森産の水産物の普及・啓発に取り組んでいます。
　毎年、地元小学校の児童と地域住民による清掃活動「ピカリン大作戦」や、「お魚殖やす植樹運動」による桜や紅葉の植樹、「花のまちづくり協働事業」では幹線道路沿いへの花のプランター設置などを通じて、地域の漁業生産環境の改善とイメージアップを図っています。児童達が自分で清掃や植樹を行うことで、地元への愛着が湧き、地元を大切にする精神が培われるものと考えています。

【女性の視点から使いやすい製品開発−すりむ昆布】

きざみ昆布、いくらの味噌漬けなどの様々な加工品の製作を行っています。なかでも「すりむ昆布」は、大人１人が一日に摂取すると良いとされる少量パックにして、価格も主婦が「使っても良いかな。」と思ってもらえる設定にしています。
　平成24年春には昆布森水産複合施設が完成し、新たな商品開発に取り組んでいます。