平成11年、一通の書簡をきっかけに日本でも類のない「逆さ地名」が縁で、根室市と岩手県一関市室根町との交流活動が始まりました。
遠隔の地というハンデを克服して、マラソンや駅伝などのスポーツ親善交流、それぞれの地場特産品である根室の「海の幸」と室根の「山の幸」などによる物産交流と創作料理の開発や、地域の特色を活かした郷土芸能による相互交流を続けています。
市民レベルでの交流を基本に、地元の行政、漁業協同組合、企業等ともタイアップしながら、自由な発想で幅広い交流に取り組んでいます。
(1)スポーツ交流:ノサップマラソン大会、室根マラソン大会等に参加し、スポーツを通じた人と人との関わりが生まれ、交流の架け橋となっています。
(2)産業物流交流:根室さんま祭り、室根産業文化祭等のイベントで、根室(サンマ、花咲ガニ、昆布、醤油等)と室根(米、りんご、鶏肉、山菜等)の特産品販売は好評を博しています。
(3)文化・芸能交流:平成24年9月、根室さんま祭りのステージで「むろね南流太鼓」が初披露されました。
(4)小中学校間交流:根室産昆布が室根の学校給食に取り入れられ、また室根の小学生が体験学習で収穫したもち米を使って餅つき大会を開催するなど、学校間の交流が生まれています。
(5)北方領土啓発:室根で開催されるマラソン大会や、北方領土の日には、署名活動や返還運動などを行っています。
最初は文通で心の交流、次いでスポーツで人的交流、特産品で物的交流、さらに文化情報交流へと活動は地域に着実に根付いています。
これらの交流が将来に渡って末永く継続するためには、次代を担う若者の育成が不可欠だと思っています。この縁で結ばれた交流の絆を一層深め、両地域住民の幸せと生きがい、人づくりとまちづくりに寄与する若者の育成に取り組んでいきます。
■代表者: | 志和秀春さん/設立:1999年/会員:32名 |
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■連絡先: | 根室市宝林町2丁目20番地7 |
■電 話: | 0153-22-8750 |
■F A X : | 0153-22-8750 |