「毎日安心して食べられるパンを提供したい」という思いから、平成6年に生まれ故郷である浦河町にパン屋を開業しました。当初から一貫して、日高管内の食材を使い、道産小麦の利用にこだわったパンを製造・販売し、地産地消の推進に取り組んでいます。
新冠の卵や牛乳、浦河のイチゴ、門別の日高乳業の生クリーム、浦河の三協水産のサーモン、えりもの高橋牧場の牛肉など地元の特産品をパンづくりに積極的に活用し、「えりも短角牛ハンバーガー」や「昆布パン」「銀聖のスモークサーモンサンド」などを製造・販売するとともに、店舗内のカフェスペースで提供するカボチャのスープや、トマトジャムなど地域の旬の食材を使ったメニューづくりにも精力的に取り組んでいます。
道産小麦を使用したパンを直接消費者に販売する「麦チェンサポーター店」に登録されるなど、店舗でのパンの販売にとどまらず、地元産の小麦をその地域で消費する「地粉(じこな)」の普及にも取り組んでいます。また、管内のイベントにも積極的に参加し、パンを通じ地域食材の利用促進をアピールしています。
日ごろから連携している地域の生産者に声を掛け、地元で採れた卵やはちみつ、ナチュラルチーズや石けんなどの加工品を販売する「手づくり市」を毎年開催し、生産者と消費者の出会いの場を提供しています。さらに、地元産小麦の普及に向け、月1回の「パンづくり教室」や、地域からの要請に応じ「出前パン教室」を開催するほか、地元の中学・高校生の職業体験を受け入れ、北海道の「食」の将来を担う人材育成にも大いに力を注いでいます。
■代表者: | 以西明美さん/設立:1994年/会員:10名 |
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■連絡先: | 浦河郡浦河町堺町東1-1 |
■電 話: | 0146-22-4595 |
■E-mail: | panpakapan@comet.ocn.ne.jp |