「わが村は美しく-北海道」運動

一般社団法人 北海道中小企業家同友会 苫小牧支部 美苫みのり会

【苫小牧市】

はじまりは?

本会は「地域の新たな可能性を掘り起こす」をテーマに苫小牧・東胆振の地域の隠れた魅力を改めて見つめ直し、地域における農商工連携を深めていくことが、地域の活性化につながるととらえ、消費地である苫小牧と豊かな農業生産エリアである東胆振が連携した地産地消の実践として、米どころ厚真町の酒造好適米「彗星(すいせい)」と苫小牧の水道水による日本酒造りに挑戦し、中小企業と農業の新たな連携による地域経済活性化を目指し活動を開始しました。

おもな活動

2001年、全国に誇ることの出来る特産品をと、中小企業者のアイディアを活かし「酒の味」「ネーミング」「デザイン」などを検討し合い、地酒「美苫(びせん)」が誕生しました。
 水は1985年旧厚生労働省の「おいしい水百選」に選ばれ、日本一美味しい水道水として知られる苫小牧市の水道水(樽前山の伏流水)を原料に、米はJAとまこまい広域がホクレンの指導のもと取組んでいた厚真産酒造好適米「初雫(はつしずく)」を使用し(その後、「彗星」へ変更)、醸造は酒蔵のない苫小牧から同友会のネットワークを通じ、小樽市の田中酒造に水と米を持ち込み、「地産地消」「異業種連携型」の地酒づくりがスタートしました。
 地域の食品製造業の手により、「美苫」の酒粕から「美苫ようかん」や「美苫まんじゅう」、「美苫」の米粉からは「美苫和風ロールケーキ」なども商品化されています。また、市民参加型の取り組みとして設立された「倶楽部びせん」では、春の田植えに始まり秋の稲刈り、酒蔵での初搾り見学など「美苫」ができるまでを自ら体験することで、市民を巻き込みながら生産農家や蔵元などの関係者と交流を進めています。

ここが自慢

【世界も認めた品質】

美苫の味は、EUが主催する食品品評会のモンドセレクションで3年連続「金賞」を受賞し、世界レベルの品質と評価されております。日本でも製造元の田中酒造株式会社は全国新種鑑評会において道産米を使用した清酒で金賞を受賞するなど、国際的、全国的にも製造技術と品質が認められています。また、地域からの期待も大きく、2012年には累計10万本の出荷を達成しました。

データ
■代表者: 平田幸彦さん/設立:2001年/会員:26名
■連絡先: 苫小牧市春日町1丁目3-4 グリーンビル2F
■電 話: 0144-36-9080
■F A X : 0144-36-9666
■E-mail:  tomakomai@hokkaido.doyu.jp 
■H  P : http://www.hokkaido.doyu.jp/tomakomai/