農産物の高付加価値化をもっと図れないか、栄養価が高くて安全な農産物加工品を病気の方などへ提供することができないか、などの思いから平成11年に農業法人としての活動をはじめました。
　現在は、農業・農村資源を有効活用した教育ファームへの取組みや障がい者への就労場所の提供など幅広い活動を行っています。

加工部門では、規格外にんじんの活用を図るため、加工場「にんじん工房」を建設し、「冷凍にんじんジュース」の製造・販売を皮切りに、「ビン入りすりおろし人参ジュース」や、野菜の餡を道産小麦の皮で包んだ「野菜まん」などの加工・製造・販売を行い、平成23年には6次産業化認定事業者に選ばれました。
　宿泊・研修部門では、平成16年に大学のインターンシップの受け入れををきっかけに、既存施設を利用したファームイン「田舎倶楽部」を建設し、修学旅行生や一般客の宿泊を受け入れ、農業体験を通じて「農・食・命」のつながりの大切さを伝えています。また、地元小学生を対象に農業や環境に親しませることを目的とした教育ファームを推進しています。

【豊かな農村資源を活用し「農・食・命」の大切さを発信】

農業の６次産業化を実践中です。特に、にんじんジュースの原料は、安全で安心して飲んでいただけるよう無農薬、減農薬栽培のにんじんを使用しています。また、人体に悪影響を及ぼすとされる硝酸態窒素ができるだけ残らないような栽培法を取り入れ、「野菜まん」などの加工品は子どもが安心して食べられるおやつとしても喜ばれています。このように、健康的な社会づくりに貢献できる農業を推進しています。