士別市上士別町の地域の特徴「景色がいい」、「きれいな水がある」、「米がおいしい」など自慢できる魅力を活かしたまちづくりを進めようと、１９８５年に町内の有志が集まり「上士別を築こう会」を結成しました。過疎は不便と感じず「魅力ある可能性」と信じ、都会ではできないことを「アイデア」と「実践」次第で「なんでもできる」と考え、上士別の自然環境を大切にし、豊かな自然が育んだ風土で優良な農作物を生産し、安心安全な加工品を提供することで食文化の向上に努めようと活動を開始しました。

人気商品のトマトジュース「ホタルの恋人トマトくん」、米を加工した塩麹、ナンバンによる三升漬などの加工・販売を行っています。また、地域の小学校から高校生を対象に食育活動を行い上士別の食文化の向上に努めています。
　今後はIT農業研究会と連携し、省力化により生まれた労働力の活用やお米の普及啓発、米の加工製造販売を進めていきます。さらに、当会の農産物加工研究センターは、会員になれば町民のみならず士別市在住の農業者グループが製造販売できる、士別市でも数少ない農産物加工場であることから、6次産業化への発展への足がかりとなることが期待されています。　
　これらの取り組みが、農業が基幹産業である士別市全体の地域活性化につながると信じて、今後も地道に活動を続けていきたいと考えています。

【素材の味にこだわり・・・"ホタルの恋人トマトくん"】

上士別で収穫された農産物を使い素材の味にこだわった、無添加の木いちごソースやシソジュース、さらには無農薬・有機農法で作ったトマト果汁100パーセントのトマトジュースを開発し、消費者に喜ばれる安全安心な商品を提供しています。