「わが村は美しく-北海道」運動

株式会社 なな実

【せたな町】

はじまりは?

経営主は現在33歳、23歳のとき家業の農業に従事。平成22年、経営責任の自覚、せたなの農産物のPR及び地域農業者の高齢化などに対応するため、株式会社とし経営の体質強化を図りました。地域から頼られる会社になりたいと、社名は町と農協の公募で決定しました。農場には「なな実」をデザインした看板の設置や花壇を造成するなど、農場の環境整備にも努めています。

おもな活動

会社化する前年、地域で最初に水稲直播栽培を開始しました。当初は先代や地域から反対されましたが、今では先駆者として周囲から一目置かれています。また、会社設立と同時に農作業の受委託事業を開始し農協のライスターミナルの乾燥・精米事業を請け負うなど、地域の若手リーダーとしても活躍しています。
 自家生産している農産物は、米(ふっくりんこ、ななつぼし)、ばれいしょ(きたあかり等)、小カブ、スナップエンドウ、ゆり根、スイートコーン、アイコなど多種で、減農薬を心がけて栽培しています。また、生産された農産物を原料にして、コロッケ(きたあかりと若松ポークマンを使用)やフライドポテトの加工にも取り組んでいます。原料は農協組合員として農協に出荷してから買い戻し、自ら加工・製造します。
 今後は生産・加工品の販売体制の更なる確立や、地域内の酪農法人と連携し、農作業の受委託組織を立ち上げるなど、地域の核としての活動にも力を入れていきたいと思っています。

ここが自慢

【せたなの大自然から生まれたコロッケ】

生産物や加工品は、札幌市のHUGマート、八紘学園直売所、函館空港、五稜郭タワー、八百屋夢八、そして地元商店で販売されています。また、「温泉ホテルきたひやま」では「コロッケ」が定食として提供されています。
 このように多くの場所で商品が販売されているのは、せたなの農産物を多くの人に知ってもらいたいと、すべて社長自ら出向いて売り込みを行った結果です。
 最近では、その高い品質が評価され、東京方面からも引き合いがあります。

データ
■代表者: 松利彰さん/設立:2010年/会員:1名
■連絡先: 久遠郡せたな町北檜山区二俣107番地
■電 話: 0137-85-1655
■F A X : 0137-85-1655
■E-mail: takamatsunoujou@jeans.ocn.ne.jp 
■H  P : http://nanaminoujou.pleasure.jp