「わが村は美しく-北海道」運動

八雲町もち米消費拡大推進協議会

【八雲町】

はじまりは?

八雲町南部地域は、道南唯一の「もち米専門産地」として、20年程前からもち米を生産しており、現在の品種「風の子もち」は平成8年から栽培を行っています。当地域は比較的秋が暖かいため、北海道でもおいしい「風の子もち」が生産できますが、道内メジャーの「はくちょうもち」には知名度で大きく差をあけられ、また大半が業務用として消費されていることから、町内での認知度も低いのが実状でした。そのような状況を打破するため、平成19年に「もち生産部会」をはじめ、町内の各機関が連携し当協議会を立ち上げました。

おもな活動

「風の子もち」の認知度の向上と消費及び販路の拡大を目的に、食育活動や「風の子もち」を使用した加工品の開発などを行っています。
 平成20年に、町内の学校給食に餅や赤飯の原料としてもち米を提供して以降、毎年、若手農業者が小学校で精米体験を指導するなどの食育授業を行っています。また、もち米イメージキャラクターの開発や新聞社等へのPR活動はもちろんのこと、地元販売店での販売スペースの確保や地元菓子店への利用要請なども継続して行っています。
 平成23年にはもち米を活用した加工品の開発が始まり、若手農業者が中心となって、八雲高校や藤女子大学など他団体との連携により、「ホタテキッズおこわ」、「鮭のちゃんちゃん焼きおこわ」が完成し、町民対象の料理教室などで紹介しています。また、近隣地域のイベントなどでは、もちつき講習や、商品の試食会・販売会を開催し、消費者交流に努めています。
 今後は、開発したおこわの販売や更なる新商品の開発、もち米料理のレシピ集の充実化などに力を入れていきます。

ここが自慢

【北の大地に育つ風の子もち】

「風の子もち」は白度に優れ、もちにしたときの、きめ細かさ、粘り、コシが自慢です。もちを中心に、菓子、米菓、赤飯、おこわなどにも最適です。もち米は八雲Aコープ、丘の駅八雲、はぴあ八雲で販売しています。加工品は、大福もち、いか飯、みりん、どぶろくなどが町内で販売されています。また「ホタテキッズおこわ」はオール地場産食材で、地域の食材宣伝にも寄与しています。
【名前の由来】寒さに強く北の大地にしっかりと根をおろし、大きく育つことを願って命名されました。

データ
■代表者: 柴田英晴さん/設立:2007年/会員:25名
■連絡先: 二海郡八雲町末広町161
(新函館農業協同組合八雲支店 営農センター長 山田 重明)
■電 話: 0137-62-2121
■F A X : 0137-63-4324
■E-mail: shigeaki.yamada@ja-shinhakodate.com