「わが村は美しく-北海道」運動

温泉市(森町トマト生産振興協議会女性部)

【森町】

はじまりは?

当該地域では、昭和45年の減反政策を契機に、温泉熱を利用したハウス野菜の栽培が開始され、その後、平成13年には森町でトマトの共選施設が稼働しました。
 女性のトマト生産に果たす役割は、選別・箱詰め作業から管理・栽培作業へと変化し、女性もトマト栽培の技術を習得する機会が増えました。そのうち、「自分たちが生産するトマトの評価や知名度を高めたい!」と農産物直売活動への思いが高まり、先進事例から直売の仕組みを学び、平成15年3月に当団体を結成し、同年5月に「温泉市」を開始しました。

おもな活動

「温泉市」は、森町産農産物・農業のPRが目的で、会員の倉庫を利用して、5〜6月の毎週日曜日、午後2〜6時に開催しています。商品は、トマトやきゅうりなどの森町産の農産物が主力ですが、委託販売の形態で地域の高齢者が作った手芸品や山で採った山菜なども販売しており、高齢者の方の生きがいの場としても喜ばれています。
 平成16年からは森町のグリーンツーリズムを推進するため、濁川地区内6軒の温泉旅館とタイアップして温泉マップを作成し、お買い上げ1,000円毎にスタンプを発行し15個貯まると入浴料が無料になるなど、地域の活性化にも貢献しています。また、平成21年からは、新鮮なトマトの加工品として、トマトピューレ「なんでこったらにうまいんだべェ〜」を製造・販売し、好評を得ています。
 今後は、農業活動だけに止まらず、異業種との連携を通じて、それぞれの分野の知識を出し合い、町内外への地域の魅力の発信や、農業・漁業がコラボした新たな特産品の開発などにも取り組んでいきたいと思います。

ここが自慢

【新鮮トマトで地域活性化】

販売するトマトには自信があります!濁川の気候が生むその甘さと朝採りの新鮮さが好評です。
 加工品のトマトピューレ「なんでこったらにうまいんだべェ〜」は無添加、無調味料で端正込めて製造しており、温泉旅館などで販売され、これを利用する料理店も現れています。また、温泉旅館とタイアップしたスタンプカードも年々発行枚数が増えており、森町農産物の地産地消、地域活性化に一役買っています。

データ
■代表者: 前本博美さん/設立:2003年/会員:4名
■連絡先: 茅部郡森町字濁川363-97
■電 話: 01374-7-3178
■F A X : 01374-7-3178