平成２年に「ひまわりの里」がムクドリによる食害を受け、町民挙げての補植作業が行われた際に、隣接している北竜中学校も全校応援に駆けつけました。これをきっかけに、生徒たちにも「自らもひまわりを育てたい」との気運が高まり、「世界のひまわり」の栽培活動や、ひまわりまつり開催中に世界のひまわりを案内する｢ひまわりガイド」などの活動が始まりました。

夏には、 130万本のひまわりが咲き誇る観光の名所となったひまわり畑が学校の裏手に広がっており、その一角に「世界のひまわり」コーナーを設け、毎年、30種類の世界のひまわりを栽培しています。生徒会の中にひまわり委員会を設け、生徒が主体的に、播種に始まり草取りや補植、間引きを何度も行い、きれいなひまわりを咲かせようと取組んでいます。
　毎年ひまわりまつり期間中のうち２日間、全生徒が自主的に「ひまわりガイド」を行っており観光客からも喜ばれています。そのほか、案内のぼりを作成したり、出店しているお店の協力を得て職業体験もしています。
　また、活動の記録を残すため、３年に一度実践記録集を編纂しています。

【北竜町から発信〜世界のひまわり】

ひまわりの中には、ポンポンのような花が咲く品種や鮮やかなオレンジ色をした花が咲く品種、チョコレート色の花が咲く品種などがあり「こんなひまわりがあるなんて」と驚かれることが多々あります。「また来年も来ます」と言ってくれる観光客の方も多くいます。
　また、町づくりに参画している一連の取組が認められ、平成21年には「北海道観光ホスピタリティ実践者」として、北海道知事より感謝状が贈られました。