「わが村は美しく-北海道」運動

宮島沼プロジェクトチーム

【美唄市】

はじまりは?

ラムサール条約登録湿地の「宮島沼」に多数飛来するマガンは、採食地として周辺水田に依存するなど、宮島沼の豊かな自然は地域農業に支えられていると言えます。一方、宮島沼の水環境の悪化やマガンによる小麦食害問題など、宮島沼と地域農業の間には大きな課題もあります。そこで、地域における課題を解決しながら、宮島沼と地域農業の「共栄」関係を構築することで、宮島沼の豊かな自然を次世代に継承するための活動が始まりました。

おもな活動

近年、宮島沼の水環境は急速に悪化し、50年後には水面が消失するとさえ試算されています。そこで、宮島沼の水質浄化、乾燥化防止、生物多様性保全を目指した「ふゆみずたんぼin宮島沼」を実践しています。ふゆみずたんぼは、田んぼオーナー制度によって実践され、子供たちの環境学習の場としても活用されています。そのほかにも、水面を埋めてしまうヨシや底泥を、堆肥として農地に還元するなど、農の営みの中で宮島沼の保全と再生を目指す「宮島沼を守り育む農法」の開発と実践を行なっています。
 また、「宮島沼あぜ道フットパス」や「宮島沼カントリーフェス」など、地域の魅力づくりにつながる活動も行っており、これらを通じて、より多くのみなさまが宮島沼と地域農業の魅力を体感し、地域の活動の応援団となっていただくことで、持続的な環境保全活動を行うことを目指しています。

ここが自慢

【ごはんを食べてマガンを守る】

毎年秋と春に飛来する最大7万羽を超すマガンと美しい農村景観が自慢です。キャッチフレーズは「ごはんを食べてマガンを守る」。世界的に貴重な宮島沼の自然を守り育む地域農業の取り組みを応援してください。

データ
■代表者: 白木優志さん/設立:1997年/会員:18名
■連絡先: 美唄市西美唄町大曲3区(宮島沼水鳥・湿地センター内)
■電 話: 0126-66-5066
■F A X : 0126-66-5067
■E-mail:  mwwc@dune.ocn.ne.jp 
■H  P : http://miyajimanumaproject.blog.fc2.com/