地域に存する農地・農業用水施設等の資源や農村環境の良好な保全と質的向上を目的に平成19年度に創設された農地・水・環境保全向上対策には、岩見沢市全体で43組織が取組んでいました。そこで、各組織の連携・協調を密にし、地域の農地・農業用水施設等や農村環境の保全に努め、岩見沢市全域の農産物や農村環境を幅広く市民に知ってもらい、地域農産物の消費拡大と地域農業の活性化・更なる発展を目指して活動が始まりました。
地域の農業・農村を知ってもらうため、毎年8月に開催している「軽トラ市」での地域農産物の消費拡大に向けた取組みには約1,500人以上の参加があり、都市住民に支持された取組みとなっています。子供たちへの農業体験学習会などの都市と農村との交流を促進する活動や、農地・農村環境の良好な保全と向上を図る取組は市内農村部のほぼ全域で実施され、地域の歴史や文化など、次世代に向けて保全継承の機運が高まるなど、地域内の共通認識が深まり、地域に根ざした活動となっています。
単なる農地や農業用水施設等の環境保全にとどまらず、岩見沢市全域のネットワークとしての機能を発揮しています。地域の農業・農村を知ってもらうため地域農産物の消費拡大に向けた取組み、水田農業を基盤とする岩見沢市の地域経済の発展に向けたパネル展示など、わが村を愛するという思いが表れた活動が展開されており、今後も地域ブランドや農産物加工品の開発・販売拡大を目指すほか、地域の歴史や文化の次世代への継承など、取組みの発展が一層期待されています。
■代表者: | 山崎正幸さん(岩見沢ブロック) 朝山清一さん(栗沢ブロック) 新田國夫さん(北村ブロック)/設立:2009年/会員:1320名 |
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