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泊村は、豊富な日本海の恵みによって漁業が村の主な産業となっています。しかし、沿岸での漁業が多くなるなどの環境の変化から、海の砂漠化といわれる「磯やけ」という現象が起こり、海の環境についての意識が高まりました。1988年、「お魚増やす植樹運動」に盃漁協女性部が参加し、水産資源を守るために、沿岸部の豊かな自然を育てていこうと植樹運動を積極的に行っています。 |
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盃漁協女性部による盃川河川敷の植樹活動 |
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陸に森林があるように、海の中にも海藻でできた森林があります。その海の中の森林が枯れてしまうと、海藻や貝類・魚類が育つことができず、漁業は成り立ちません。盃漁協女性部では、治水に優れていて、土壌づくりに効果がある広葉樹の植樹を、盃漁港に注ぐ盃川・茂岩川流域の河川敷に植樹しています。美しく水産資源の豊富な海にするため、「獲る漁業」から「育てる漁業」へと、漁業関係者だけでなく地域の人々の理解も得られるように活動しています。 |
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茂岩川河川敷での植栽風景 |
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「盃漁港を守る盃漁協女性部」 |
積丹半島を一周する国道229号線沿いにある盃漁港は、カブト岩、弁天島、末広の滝、マウンテンゴリラの岩など、ゴツゴツとした岩が織りなす自然の見どころがたくさんあります。弁天島の内側が海水浴場となっているため、シーズン中は海水浴を楽しむ人や、磯釣りを楽しむ人で賑わいます。また、弁天島の向こうに落ちていくダイナミックな夕日は絶景で、泊村を代表する景勝地となっています。
このすばらしい港を守っているのが、盃漁協女性部のみなさんです。 |
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●データ
代表者:藤巻みや子さん/設立:1955年/会員:93名
所在地(事務局):古宇郡泊村大字興志内村 盃漁業協同組合
電話:0135-75-2211/FAX:0135-75-2211
●リンク
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