「わが村は美しく―北海道」運動2004  
景観部門
人の交流部門
「わらべ山」の会/端野町  
はじまりは?
 端野町字川向にある山林の山頂からは、小高い山々に囲まれた北見盆地を見渡すことができ、「大空・街・大地」が見事に三等分されて視界いっぱいに広がります。『わらべ山』の会はこの雄大な自然の営みを後世にも受け継がれる山として、大人が森林など山を育てその中で子どもたちが自然体験活動を行い、山の魅力や自然を学びます。そうして世代を超えたコミュニケーションを図る目的で設立しました。
 また『わらべ山』とは、子どもを育てるように愛情を注ぎ苗木を植え育成し続けてきたことから命名されました。
「大空・街・大地」を見渡せる展望での記念撮影


おもな活動
 移り変わる四季とともに山の手入れをします。主に下刈りを中心として山の散策コース作りやメイン林道の修繕、間伐材を利用して子どもたちの遊具づくりなどを行います。山の成長はとてもゆっくりですが、そこには野生動物が生息し、数多くの野鳥のさえずりや山菜取りが日頃山の手入れを続けてきた会員への自然からの贈り物になり、心身のリフレッシュを図っています。
 毎年数多くの全国の子どもたちが『わらべ山』に訪れ、最近ではゆとり教育の一環として、学校の授業にも取りいれられています。また、他の民間団体などの活動に対してボランティア支援を行っています。
「手作りのけもの道を通り、自然体験のはじまりはじまり〜♪」

ここが自慢!
「北海道サマースクール」
 都市に住む子どもたちにも、北海道の豊かな自然を体感してもらおうと、保育園など育成や教育を行う施設に通う5・6才の年長幼児と引率の先生を対象に、毎年「北海道サマースクール」(2泊3日)を実施しています。『わらべ山』で自然体験をし、ここを拠点に美幌峠、硫黄山、砂湯、乗馬体験などの道東巡りを行いました。自然の中で遊び、冒険し、動物や植物とのふれあう体験は、子どもにもご父兄にも大きな喜びと発見をもたらしてくれます。

●データ
代表者:法村和恵さん/設立:1990年/会員:10名
所在地:常呂郡端野町字川向866-2 山林館内
電話:0157-56-3838/FAX:0157-56-3804

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