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環境省絶滅危惧II種に指定されている「カワシンジュガイ」は、清流にしか生息できず、自然環境のバロメーターと言われています。2001年6月、付近を流れる布礼別川でこの貝が発見されたことを機に、この幻の貝を地域の生物遺産にしようと、「夢泉塾」が結成されました。地域の子どもたちと貝の生息状況の観察、保護活動に努め、自然環境の大切さと夢を与えることが目的です。 |
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夢泉塾のメンバー |
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地域の小・中学校、高校生などといっしょに、カワシンジュガイの生息観察と環境保全活動を続けています。塾の活動が報道などで紹介されたことがきっかけとなり、町内外を問わず、講演会やカワシンジュガイの生態観察体験などの依頼も来るようになりました。「富良野市生涯学習センター富良野の自然に親しむ会」、「NPO法人ねおす」、「上富良野町社会教育課」各主催の講演会や、阿寒町の小学校の総合学習にも協力しました。 |
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カワシンジュガイの生息を観察 |
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「カワシンジュガイ自然体験学習池」 |
夢泉塾の取り組みが評価され、2003年7月、太陽財団の助成金と上富良野町の補助金で、清富小学校の校庭に「カワシンジュガイ自然体験学習池」を造りました。未来を担う子どもたちの自然体験学習の場として、カワシンジュガイの生息保護活動と自然環境保全活動を行い、情報の発信基地として、各地でカワシンジュガイの生息を観察している個人や団体との交流の輪を広げていきます。 |
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